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2009年05月22日
じっと手を見る

函館に調査に行った。
ばたばたとした日程の中でも、タクシーを使わずに、なるべく歩いた。
そして、路上で見つけたモニュメントがこれだ。
五稜郭、北海道新聞函館支社付近にある。
タイトルは「じっと手を見る」だ。
「じっと手を見る」といえば、石川啄木の有名な歌がある。
そう、私も高校時代にはまった「一握の砂」の中にある歌だ。
「東海(とうかい)の小島(こじま)の磯(いそ)の白砂(しらすな)に
われ泣(な)きぬれて
蟹(かに)とたはむる」
で、始まるのは、ご存知のとおりだが、途中に出てくる次の歌だ。
「はたらけど
はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと手を見る」
これがモチーフになっているのだろう。
クマなのが、うれしい。
石川啄木は、東北から北海道を旅しながら、これらの歌を詠んだ。
職探しの旅だったといわれるが、最も気に入ったのが函館だったという。
函館には、記念館と墓がある。
残念ながら、時間がなくて、そのどちらにも行けなかった(次回は、必ず行きたい)。
しかし、町の通りに、こんな素敵なモニュメントがあるのは、すばらしいと思った。
高校時代といえば、石川啄木、若山牧水、中原中也、それに実存主義、サルトルにはまったが、その精神的な基本軸は、いまも変わらないような気がする・・・。
投稿者 matsuno : 2009年05月22日 00:21