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2008年03月22日

生きる力

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この時期は、毎年毎年、卒業生を送り出さなければいけない。
濃いゼミ活動をしているせいか、送別会のたびにうるうる来たり笑ったりしなければならなくて、けっこう大学の教員というものは、ハードである。
そのたびに、自分は老いていくのかあ、と思ったりもする。

みんな、社会に出たら、大学とは世界が違うので、けっこう落ち込むことがあるかもしれない。

私は落ち込んだときは、必ず思い出す言葉がある。
それは、高校時代にはまって読んだサルトルの一連の文章だ。

まあ、わかりやすくいうと、
どんなにぼろぼろになっても、失敗しても、
もうだめだと思っても、自分の存在理由がわからなくても、自分が透明な存在に思えても、

それでもまだ、自分の目の前には、真っ白な未来が広がっているということだ。

その真っ白な未来をどう生きるか、どう色づけるか、どう形作るかは、自分の自由だ!
ということだ。

いろんな物は、まず本質が決められて生産されている。
PCも机も、ペンも。
しかし、人間はまずこの世に産み出されてしまう。
そして、そこからどういう人間になるのか、その人間の生き方で本質が決まっていく。

つまり、人間は「実存」が「本質」に先行するわけだ。
だから、自分を未来に投企して生きることで、あとから自分の本質が作られていく。

自分の人生は、自分でデザインできるし、自分なりの生き方ができるということですな。

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サルトルの思想は、その後いろいろ批判された部分もあるのだが、
悩めるときに、救ってくれることは間違いない。
人間とは何か、という問題を立ち止まって考えるよりは、
まず歩き出したいね。

自分の頭で考え、戦略を練り、行動する。
自分を未来に投企して、生きたい。

どんな絶望の底にあっても、まだ自分の前には、真っ白な未来が転がっている。
私は、いつも、そう考えることにしている。
それは、高校時代から、変わらない。

卒業していく皆さんに、幸多からんことを、お祈りします。

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在校生についで言っておくと、

表現活動というのは、未来に自分を投企して生きることと同じですね。
企画して、取材して、執筆したり、番組作ったりして、何か新しいものを創造していく。

でも、本当は、その一連の活動を通して、自分自身の本質を少しずつ形作っているわけですね。

だから、自分を振り返って、ブログを更新するように言っておる訳ですよ。
(まあ、なかなか更新してくれませんが・・・)

自分の行動を振り返ってみる。一連の取材過程、表現過程を振り返ってみて、自分で何かに気づくこと。
その瞬間に、人間は成長するものです。
だから、「振り返り、見つけたことを記録しておく」ことは、極めて重要だと思いますね。

ということで、プロジェクト終了後は、ブログは、必ず更新のくせを。自分の成長のためですぞ。

投稿者 matsuno : 2008年03月22日 22:55