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2008年03月29日

ちりとてちん最終回のがっかり

「おかあちゃんみたいにはなりたくないんやー」と言って小浜を飛び出し、
そして苦労して女流落語家になった若狭。

最後に、落語家辞めて「おかあちゃんみたいになりたい」で締めくくる。

脚本家は、計算して最後のきめ台詞を書いたのだろう。

でもね、
仕事とかキャリアって、そんなに簡単なものなのでしょうか?
すごく、違和感があった。
この違和感を感じているのは、私だけではないでしょう、きっと。

主婦は大変な仕事だと思いますし、
女性にとっての幸せは何かを考えれば、今回の展開はありかもしれません。
でも、それって、ドラマの展開としては、あまりにもありきたりではございませんか。

糸子には糸子の人生、若狭には若狭の人生があってよかったのではないでしょうか。
脚本の落としどころは、どうにでもなったような気がします。

草々の分娩室前の号泣も、できれば彼の1人ぼっちだったことからの回想シーンぐらい入れて欲しかった。あれでは、余りにもどこかのドラマで見た風景で、泣けませんでした。泣きたかったのですが。

郷里を飛び出して、苦労して見つけた落語家の道を、「なんか違う気がする」という一言で、
母親やおかみさんになるんでしょうか?
すごく不自然な感じがします。
師匠の落語を受け継いでいくと、若狭さんは言っていたのではないでしょうか?
祖父がかけるテープで落語を聞きながら育ってきたのではなかったのでしょうか。
女流落語家というキャリアを、そんなに簡単に捨てられるものでしょうか。

このドラマの面白さは、何がやりたいかわからない女子高生が、女流落語家になっていくというキャリアにもあった。だから、応援していた人もいたかも。でも、あっさりやめました。

世の中で、サラリーマンやって、仕事やっている人には、どういう風に見えたのでしょうか?
キャリアをつんでいる女性にはどう思えたのでしょうか?

落語家って、サラリーマンじゃなくて、自由業ですから、
別に辞めなくてもいいのではないでしょうか。
あるいは、休業でもいいんじゃないか、と思ってしまいます。

ちりとてちんも、師匠が復帰するところまで、草々が破門され、そして戻ってくるまで、師匠が亡くなるまで、そこまでが一番面白かった。

その後に、うそばっかりつく弟子が入ってきてから、展開が今ひとつ盛り上がらないし、ストーリーテリングと演出がかみ合わない。回想シーンには、なんと「三脚らしきもの」まで映っていたような・・・。

師匠亡き後は、小草若が小浜で落語に復帰するところ、四草までが「そこぬけにー」と言って迎えた場面は泣けました。しかし残念ながら、あとは、なんだか感動もなく、平凡に終わってしまった感じかな。

どんど晴れは、最終回で24.8%の視聴率をたたき出していたが、今回はどうでしょうか?

ただ、全体的に見れば、ちりとてちんは、すごく良いドラマだった。
特に、弟子たちの友情が。それに、師匠の演技力が。脚本も途中までは、最高によかったですね。
これまで見てきた連ドラの中では、個人的にはベスト5に入るかもしれない。

と、最後は、フォローしておきたい。続編に期待したい。もし、あるなら。

続編では、若狭は、落語家に復帰して欲しい。もしかしたら、そういう風に、すでに脚本ができているのかもしれませんね。もし、そうだとすれば、かなりの仕込みだと思いますが…。

投稿者 matsuno : 22:10

2008年03月26日

研究室の 花瓶に花の ある日かな
                         (松野、1人静かに詠む)

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投稿者 matsuno : 15:50

2008年03月22日

生きる力

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この時期は、毎年毎年、卒業生を送り出さなければいけない。
濃いゼミ活動をしているせいか、送別会のたびにうるうる来たり笑ったりしなければならなくて、けっこう大学の教員というものは、ハードである。
そのたびに、自分は老いていくのかあ、と思ったりもする。

みんな、社会に出たら、大学とは世界が違うので、けっこう落ち込むことがあるかもしれない。

私は落ち込んだときは、必ず思い出す言葉がある。
それは、高校時代にはまって読んだサルトルの一連の文章だ。

まあ、わかりやすくいうと、
どんなにぼろぼろになっても、失敗しても、
もうだめだと思っても、自分の存在理由がわからなくても、自分が透明な存在に思えても、

それでもまだ、自分の目の前には、真っ白な未来が広がっているということだ。

その真っ白な未来をどう生きるか、どう色づけるか、どう形作るかは、自分の自由だ!
ということだ。

いろんな物は、まず本質が決められて生産されている。
PCも机も、ペンも。
しかし、人間はまずこの世に産み出されてしまう。
そして、そこからどういう人間になるのか、その人間の生き方で本質が決まっていく。

つまり、人間は「実存」が「本質」に先行するわけだ。
だから、自分を未来に投企して生きることで、あとから自分の本質が作られていく。

自分の人生は、自分でデザインできるし、自分なりの生き方ができるということですな。

cake1.JPG

サルトルの思想は、その後いろいろ批判された部分もあるのだが、
悩めるときに、救ってくれることは間違いない。
人間とは何か、という問題を立ち止まって考えるよりは、
まず歩き出したいね。

自分の頭で考え、戦略を練り、行動する。
自分を未来に投企して、生きたい。

どんな絶望の底にあっても、まだ自分の前には、真っ白な未来が転がっている。
私は、いつも、そう考えることにしている。
それは、高校時代から、変わらない。

卒業していく皆さんに、幸多からんことを、お祈りします。

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在校生についで言っておくと、

表現活動というのは、未来に自分を投企して生きることと同じですね。
企画して、取材して、執筆したり、番組作ったりして、何か新しいものを創造していく。

でも、本当は、その一連の活動を通して、自分自身の本質を少しずつ形作っているわけですね。

だから、自分を振り返って、ブログを更新するように言っておる訳ですよ。
(まあ、なかなか更新してくれませんが・・・)

自分の行動を振り返ってみる。一連の取材過程、表現過程を振り返ってみて、自分で何かに気づくこと。
その瞬間に、人間は成長するものです。
だから、「振り返り、見つけたことを記録しておく」ことは、極めて重要だと思いますね。

ということで、プロジェクト終了後は、ブログは、必ず更新のくせを。自分の成長のためですぞ。

投稿者 matsuno : 22:55

2008年03月21日

38度線と関門海峡

下関が舞台の「チルソクの夏」を、再び見た。
「チルソク」とは、7月7日の七夕のこと。
下関と釜山で交互に1年に一度開かれる親善陸上競技大会を舞台にした、
釜山の男子高校生と下関の女子高生の淡い恋物語である。

チルソクの夏.jpg

この映画で一番好きなシーンは、関門海峡の人道で、山口県と福岡県の境界をまたいで、2人が語り合うシーンである。

自分は外交官になって38度線で分断された北と南を統一するのが夢だ、と青年が語る。
それに大して女子高生の郁子が、17歳でよくそんなこと考えられるね、という。
日本は平和で、テレビ番組のことや誰がかっこいいとかそんなことしか話さないと語る。

それに、青年が語る。
「コリアも、そんな平和な国になりたい」、と。

ここで「韓国」ではなくて、「コリア」と言わせているところが、監督の北と南の双方への配慮を思わせる。
在日の多い下関出身の監督らしい表現だ。

この映画の時代は、朴正煕大統領暗殺事件、光州事件などの大事件が起きたころだ。
そして、私が最初に韓国に仕事で出されたときにも、夜12時以降は外出禁止令が出されていた。
高速バスでソウルからテジョンに向かっていると、M16自動小銃を持った兵士に職務質問を受けたこともあった。

あれから25年以上が経った。
しかし、まだ朝鮮半島は38度線で分断されている。
あくまで「休戦ライン」であって、戦争は継続している。

北朝鮮にも4回取材に行った。
38度線の板門店は、南からも北からも訪れた。
なぜか、北からのほうが、安心できた。
南から入ると、「銃撃で死亡しても文句言わない」と署名させられるからだ。

私が学生時代、バイトで教えていた塾に、父親が外交官という韓国人の中学生がいた。
名前は、そういえば「李」くんだった。
彼は、ソウル大学に行って、無事に外交官になっているだろうか・・・。

この「チルソクの夏」には、歌手の山本譲二も出てくる。
彼は、下関出身である。
彼が挿入歌で歌う五木ひろしの「雨に咲く花」が心にしみる。

この映画には、上野樹里も出演しているが、まだ無名の時代である。
ただ、主役を食うぐらいの存在感がある。

監督は佐々部清。「陽はまた昇る」「半落ち」「カーテンコール」「出口のない海」「夕凪の街 桜の国」などを手がけている。
彼もまた下関出身。だから、この「チルソクの夏」には、かなり強い思い入れがあるのだろうと思う。

投稿者 matsuno : 23:30

2008年03月16日

高浜町長暗殺???

コンビニに立ち寄ったところ、物騒な見出しを発見。
なんだ、なんだ! 
毎年夏に訪れている福井県高浜町で、何が?
「高浜子ども放送局」に毎年出演してもらっている、今井町長に何が?

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週刊現代3月29日号

夏に「漁火想」というイベントが行われる平和そのものの町だが、そうだ、原発の町だったことを思い出した。

プルサーマル計画が進められようとしていた矢先に、問題が発生。
内容は、英国の核燃料会社がMOX燃料のデータを改ざんしたことが発覚したため、今井理一町長が計画の見直しを求めた。このためプルサーマル計画推進派の電力会社関係者が、今井町長さえいなければ、同計画を進められると、町長の暗殺を業者に指示したという内容。
うーん、なんか極端な話ではあるが・・・。

これが本当かどうか、どの程度の話なのか、そして、詳細な事実関係は不明。次号の週刊現代と、関西電力側の今後の対応を待つしかない。

しかし、「プルサーマル」とか「MOX燃料」とか、原発関係は専門用語がいっぱい出てくるので、しっかり調べて読んで欲しい。

投稿者 matsuno : 23:44

2008年03月04日

箱根合宿

箱根・大涌谷の名物「黒たまご」。
酸性熱泥でゆでるため、こういう色に殻が染まるらしい。

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1個で7年…
2個で14年の延命効果があるそうな・・・。
だからと言って、食べすぎは問題ですな。

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合宿のほうはというと、夜から雪が降り出し、翌朝には、きれいな雪景色となりました。
やはり、箱根は寒い。でも、温泉は最高でした。

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ゼミに入る前の1年生と卒業していく4年生が一緒に集う、最初で最後の合宿でした。

投稿者 matsuno : 20:44

2008年03月01日

「フルスイング」というドラマと中大の関係

NHKの土曜ドラマといえば、鶴田浩二が主演した「男たちの旅路」の印象が強い。
それ以外は、あまり印象に残っていない。
それ以降、土曜ドラマは視聴率も低迷していたらしい。

しかし、今回放送された「フルスイング」は、14%以上を記録したらしい。

私は、高橋克美と蘭ちゃん(キャンディーズ全盛時代を知っている世代らしい)がキャスティングされているので、かかさず見た。
いやー、高橋克美が良かった。実に良かった。
さらに、ドラマの主題歌となった夏川りみの「あの花のように」も、内容にピッたしでした。
エンドロールだけで、感動してしまった。

このドラマには、中央大学が2つ関係している。
1つは、高橋克美が演じた主人公・高畠導宏さんは、中大野球部出身。南海ホークスに入団したものの、ケガで打撃コーチに回った。

ロッテオリオンズ、ヤクルトスワローズ、ダイエーホークス、中日ドラゴンズ、オリックスブルーウェーブ、千葉ロッテマリーンズの7球団で、落合、イチロー、小久保などのべ30人以上の著名バッターを育てたという。

この高畠さんがコーチから福岡県私立筑紫台高校の社会科教諭に就任。その高校での巻き起こったいろんな学生との波乱と感動の物語をモチーフにしたドラマ。

博多弁がとても懐かしかった。若戸大橋が映っていたので、ロケ地は北九州も入っていたのだろう。また、野球のシーンなどは、多摩地区で撮影されているそうだ。

さて、もう1つ、中央大学が関係しているのは、原案となった本「甲子園への遺言~高畠導宏の生涯」を書いた門田氏は、中大法学部出身、本名は門脇。現在、週刊新潮のデスク。マスクラット・りようきちとI内がインターンシップで世話になった先輩。

中央大学出身者も、いろんなところで活躍している。

ちなみに、この原案は、最初、某民放に持ち込まれたらしいが、ドラマ化したのはNHKだったそうな。
結果的には、正解だった。

ついでだが、伊藤蘭が出た映画では、「ヒポクラテスたち」(大森一樹 監督)が一番印象に残っている。
この映画の中で、伊藤蘭に、「蘭」という当時売れ筋のタバコを吸わせている。
まあ、「フルスイング」とは関係ないのだが。

蘭ちゃんは、アイドル歌手から引退していたのだが、この映画で女優としてデビューしている。
そして、その延長線上に「フルスイング」がある、と考えれば、関係はありますな。

投稿者 matsuno : 22:40