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2007年08月14日
夕立の雨の中で・・・

九州のとある場所で、急に夕立に襲われた。
パラパラ、という音がしたかと思いきや、いきなりザーっと来た。
付近は厚い雨雲で急に暗くなった。
あわてて車の中に逃げ込む。
どしゃぶりの雨が、フロントガラスを叩きつける。
暑い! あわててエアコンのスイッチを回す。
しばし、車の中の狭い空間は雨音だけに包まれる。雨脚が強く、フロントガラスの前は何も見えない。
完全に「無」の世界に包まれる。
すると、ふと、虚無感に襲われた。
「お前は、一体、何をしているのだ」「お前は、何がしたいのだ」
ザーザーという音だけが包みこむ空間の中で、虚しさだけが無性に沸き起こってくる。
・・・しかし、なんだか懐かしい気持ちがした。そうだ、小学生時代にも、夏の夕立の時に、よくこの虚無感を味わった。ヘチマがぶら下がった縁側。庭の地面を勢いよく叩き付ける雨。ザーザーという夕立の音の中で、私は不思議な世界に入り込んだ気持ちになった。
・・・・・、・・・・・・・・。
黒い雲は通り過ぎ、西の空に夕焼けが見えてきた。きれいだったので、一枚写真を撮った。
そして、その虚無感から抜け出すように、車のドアを開け、外に出た。
道路端に、ホウセンカの赤い花が咲いていた。
投稿者 matsuno : 2007年08月14日 00:32