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2007年03月21日
君たちの将来に幸多からん事を祈る。
FLPゼミ2期生の追い出しコンパがおこなわれた。
就職活動中の3期生に代わって、4期生(2年生)が、仕切った。
私は、そもそも学生を送り出すようなイベントで、これまでウルウル来たことはなかった。ましてや泣くようなことは全くなかった。
本当に手のかかる昨今の学生の将来を心配して、いろいろ面倒見ざるをえないので、やっと就職内定して卒業していくのかあ、とホッとした気持ちで一杯になるのが常だった。
しかし、今回の追コンだけは、不覚にも私も最後のあいさつで、声を詰まらせてしまった。
他の学生の嗚咽にも似た泣き声のBGMが、かなり効いていたのかもしれない。いろんな人が送ってくれた電報が心を打ったのかもしれない。
ただ、はっきり言えるのは、大学の教員になって本当に良かったということである。これから社会へ飛び出していく若者たちが、ゼミで学び何かを得たと言ってくれることほどうれしいことはない。
東大を落ちて失望のまま入学し、たままた叩いた門が、このゼミだったと語った学生は、4月から新聞記者として羽ばたく。
司法試験を目指していた学生は、このゼミに入ったおかげで、「法曹から放送」へと華麗なる(?)転身を図ってしまった。いつかテレビで、彼がリポートしている姿を見ることになるだろう。
他にも、ここには書ききれないほどの様々な物語がゼミで展開された。彼らに、すこしでも生きる力を与え、仕事の面白さを伝えることができたのなら、私は幸せである。
そして、気付いたことがもう1つある。それは、彼らにとって、ゼミ活動というのは学校だけではなかったということだ。私が知らないところで、先輩が後輩の面倒をいろいろ見ていた。だから、後輩たちが嗚咽状態になっていたのだ。
中央大学は、都心から八王子に全面移転するという大きな失敗をしてしまったが、6学部をつないだFLPというゼミを作ったことだけは、正解だったのではないかと思う。
卒業していくゼミ生の皆さんの将来に幸多からんことを祈ります。また、会いましょう。
投稿者 matsuno : 2007年03月21日 23:39