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2007年03月09日
初春の房総
旅というのは、わいわい楽しいのも良いが、やはり、限りなくわびしくて寂しい方が、私は好きであるように思う。
房総半島の南端、千倉の海岸にたたずむと、初春の明るい日差しの中で、なんともいえない虚無感を感じてしまった。
その虚しさが、どこから来るのかは、はっきりはわからない。ただ、1つだけ感じたのは、有限である自分という存在に比べ、こうした自然は悠久の中にあるという現実である。その現実を、この風景は、痛いほど思い知らせてくれるのである。
ただ、その虚無感は、私にはなぜか心地よい。ある意味、あきらめの境地に近いからかもしれない・・・。
この風景を見ていると、デジャブーに陥ってしまう。風紋の砂浜、昼下がりの少し弱まった太陽光線。菜の花。これらは、子どもの頃から、南九州で何度も見てきた風景である。
投稿者 matsuno : 2007年03月09日 23:45