« 昔、無機質だった町と、今も無機質なキャンパスを考える。 | メイン | 留年か卒業か② »
2007年01月21日
留年か就職か① (再掲載)
2005-01-24 に書いた記事ですが、参考になると思いますので、再掲載します。2回連載。
---------------------------
留年か就職か①
この時期になると、卒業を目前にして、迷う学生が出てくる。
それは、志望したところではないが内定しているところに就職するべきか、留年して再度、就職活動すべきか、というジレンマに陥るからである。
私は学生には、ずばり、こういうことにしている。
「自分で納得できないで一か八かで就職しようとしているときは、留年して捲土重来を期せ」と。
(あるいは、これから間に合う大学院に進学する手もある。)
留年できる大学こそ一流大学。(一部の大学、特に女子大は、とにかく学生を追い出すというか、プーでも卒業しなければならない雰囲気が充満している)
大学というのは、最後のジャンプ台である。
そこで不十分な踏み切りしかできないと、必ず失速する。
自分の心にけじめをつけられないと、それを引きずってしまう。
会社に入れば、そこは軍隊組織だから、必ず迷いが出てくる。
そして我慢できなくなって、「俺はこんなことをするために生まれてきたんじゃない」と辞めてしまう。
しかし、そのときには「新卒」のカードは、もう無い。
今留年すれば、もうすぐに就職活動ができる。
やはり、自分で納得するまで活動してみることが大事。
皆同級生が卒業していくので、寂しくて苦しいのはわかる。確かに寂しい。
でも、そこで食いしばらなきゃいかん。
たった1年の遅れは、社会に出ればあっという間に取り戻せる。
自分が好きでもない会社に入ると、すぐに矛盾が出てくる。
その矛盾を抱えて仕事するのは、とても苦しい。そうしているうちに、また就職活動シーズンがやってきて、留年すればよかったと後悔するのだ。
一回辞めると、健康保険、厚生年金のことはあるし、日本みたいな硬直した雇用システムだと、なかなか良いところに転職できないから大変。だから、大学からジャンプする時が一番大事だね。
自分が希望する会社に内定しなかった場合は、大学院に行くか、留年するか、さっさと踏ん切りをつけたほうがいい。そこでさらに自分に磨きをかけて、再挑戦することが大事。
世間体や授業料、さらには恋人との関係、また親からの要請、同級生の卒業など、留年は辛いことが多い。でも、1年の苦労は、あとで数十倍の果実となって戻ってくる。
就職は、一か八かでやらないことだ。
私の研究室は、「留年ゼミ」なるものを作っている。
みんな心細いから、みんなで励ましあって、苦しい時を乗り切ろうという考えだ。
ゼミ生には、みんなが希望するところに内定してもらいたいけど、世間はそう甘くない。
市場で売れる人間は、やはり決まっている。プレゼンが上手な学生は、たくさん内定が取れる。しかし、プレゼンが下手な学生はもう真っ暗。落ちるたびに、人格を否定された気になる。
就職活動は、大学生にとって、それまでで最大の危機。
自分が大学時代にやってきたことに自信をもって、ドーンとやってほしい。
1、危険は分散する→受けまくる
2、事前準備は怠らない
3、自分がやって来たことに自信をもつ
4、無理をしないで自分の良いところを見つける→「地味で真面目」で十分
以上、自戒をこめて書きました。
投稿者 matsuno : 2007年01月21日 21:38