2005年04月01日

松野ゼミとは

このブログは、中央大学総合政策学部 松野良一研究室の活動を記録、報告するものです。

ちなみに、ゼミは2種類あります。

1、総合政策学部 松野ゼミ
  これは、私が所属する学部のゼミで、活動を元に理論研究を行い、
  最終的に、卒業論文を提出します。
  「理論」→「理論」ではなく、「理論」→「実践」→「新理論」のゼミです。
  「徹底した一地域での実践」→「モデル化」→「他地域での実践への応用」も行います。

2、FLPジャーナリズムプログラム 松野ゼミ
  これは、中央大学の6学部の学生で構成されます。
  選抜試験を通過した優秀な(?)学生ばかりです。
  主としてCATVや衛星波向けの番組制作、放送実習、さらに、地域情報化に対応する
  地域コンテンツ制作とコミュニケーションプロジェクトを行っています。

松野研究室とは

1、現代におけるメディア研究
 1)メディア表現活動と能力開発
  これまでのメディア研究が、光を当てることができなかった 、「実際に映像制作してみることで何が見えてくるのか」に注目しています。メディアリテラシーという言葉がブームになりましたが、その概念は多岐にわたっています。この研究室では、実際の映像制作活動、上映活動、地域のCATVにおける放送活動、Web配信活動が、メディアリテラシーにとどまらず、制作者や視聴者の多様な能力をどのように開発するのかについて心理学的に研究しています。学生たちは皆、実際にドキュメンタリー、短編映画、CF、PRビデオを制作することによって、自らの総合的な能力開発を目指しています。また、全国の地域で市民やこどもたちといっしょに活動しています。

 (2)コンテンツ制作、CGMを使った地域情報化と地域活性化
 デジタル技術の進歩により、高画質で安価なカメラが普及し、編集ソフト入りPCで簡単に映像コンテンツを制作できるようになりました。このため「市民メディア」が全国で誕生し活動を開始しています。この研究室でも、東京・多摩地区で活動している他、これまで北海道稚内市のNPO「ムーブ・ユー」、沖縄県那覇市のNPO「調査隊おきなわ」と共同で、各地域で活発なメディア活動を行ってきました。こうした活動が地域の活性化にどういう効果をもたらしているのかについて、現在調査研究を進めています。

2、ジャーナリズムの研究
 身近に転がっている社会問題、社会現象を複眼的に捉えて、ドキュメンタリー、写真などの映像ツールを使ってアプローチしています。実際に、取材活動を行い、ノンフィクションの書籍も出版しています。

3、社会倫理と心理学
 デジタル家電、情報家電、動画携帯電話、ブロードバンドなど、メーカーはどんどん新しいメディアを開発し生産しています。こうした技術革新と製品の普及によって、我々の社会的行動は大きく変化しています。また逆に我々もそれらの製品を使ってメーカー側が予想しなかった行動を取るようになったりしています。このデジタルメディアと人間行動の相互作用のメカニズムを探ることも、この研究室のテーマです。

4、生命メディア論
 この研究室では、映像というツールを使って「心」を描く試みをしています。そのことがもつカウンセリング的効果について研究を進めています。また、「媒介」そのものについての意味についても研究対象にしています。

5、地域メディアと市民メディア研究
 デジタル時代に活発化してきた地域における市民のメディア活動について研究しています。
ゼミ生たちが制作する「多摩探検隊」も、こうした市民メディア活動の1つで、新しいWeb2.0の技術を使って、最先端のモデルを構築しようとしています。