2011年07月28日
ドキュメンタリー「硫黄島から戻ったイチョウ」完成
ドキュメンタリー「硫黄島から戻ったイチョウ」のDVDが完成しました。
作品は、8月の「多摩探検隊」で放送されます。
またDVDは、多摩地区の図書館、資料館などの教育、公共団体に寄贈する予定です。
このドキュメンタリーの概要は、次の通りです。
日本兵2万人以上が戦死した激戦地・硫黄島。
塹壕の中から見つかった血染めのノート。その中に、1枚のイチョウの葉が挟まれていました。
そのイチョウの葉は、東京・武蔵村山から硫黄島に出征したある兵士に送られたものでした。
3歳の息子が自宅で拾ったイチョウの葉を、母親が「本土のかおりを楽しんでください」と、父親あての軍事郵便に同封したものでした。
そして、硫黄島は陥落。父親は、戦死しました。しかし、父親は最後の最後まで、そのイチョウの葉を大事に持っていました。
戦後、遺骨収集団が硫黄島で、この父親のさまざまな遺品を見つけました。それらは、武蔵村山に戻ってきましたが、眠ったままでした。
今回、軍事郵便について取材中に、偶然にもこの硫黄島から戻ったイチョウの葉を発見しました。
軍の検閲が厳しく、自由に思いを表現できなかった時代に、このイチョウの葉は、かけがえのない家族の思いを硫黄島の兵士に伝えました。